浅田真央 さらなる高みへ著者:吉田順
販売元:学研教育出版
(2011-02-16)
販売元:Amazon.co.jp
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2月8日に発売予定だった真央ちゃん本人が著者になっている本
(共著というか、サポートの人もいるけど)が中止になってしまった。
経緯をみると、本当に情けないというか出版社が愚かだなという話
なんだけど、おかしいことはおかしい、できないものはできないと
筋を通しきった真央ちゃんがすごいというか、心配だなとも思う。
お母さんが亡くなって、すぐに大きな試合があって、葬儀中の写真を
隠し撮りまでされるような注目のされ方が続いて、あっという間に
年が明けて。そんな中で、1カ月後に迫ってる本の出版を止めるって
それはすごい折衝があったはずなのに気持ちが折れなさすぎる。
大半のアスリート本は本人へのインタビューを中心にライターがまとめた
もの。だからライターのうまい下手(インタビュー、文章)はもちろん、
競技に関する知識の深さ、本人との信頼関係みたいなものでものすごく
質が左右されてしまう。一部には本当にとんでも本みたいなものもある。
だからあまり手を出したくないのだけれど、この本はファンからの評判も
すごくよいというので読んでみた。
真央ちゃんのDVDで気になってたことも文章で補足されててすっきりした。
浅田真央 20歳になった氷上の妖精 [DVD]
出演:浅田真央
販売元:ポニーキャニオン
(2011-03-16)
販売元:Amazon.co.jp
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本人はつらいとかしんどいとか痛いとか、そういうネガティブなことを
ほとんど公のメッセージには出さない。ちょっとしたことでも大きく
とりあげられてしまうことが身にしみているからかもしれないけど、
そういう理屈ではなくて単に本人が嫌なんだろうと思う。目標を常に
口に出して、叶えていく。言霊のパワーを目の当たりにする。
だから実は骨折して試合に臨んでいたとか、落ち込んで当たり散らした
こともあるとか、あぁ真央ちゃんも人間なんだなと不思議な感じがする。
数年前までレゴが大好きといい、氷上にはレゴの特大袋がぼんぼん
放り込まれててにこにこ笑ってたのを思い返すと彼女も普通の若い
女の子なのはわかりきってるんだけど、なんかそういうことじゃなくて。
この本では真央ちゃんが生まれてからスケートと出逢って、喜んだり
へこんだりしながらまっすぐにオリンピックに向かって行き、その後
昨シーズンくらいまでの姿を描き出している。真央ちゃんの心情や
等身大の姿をありのままに追って行きながら、いかにスケート界に
とって「浅田真央」がとんでもない存在なのかを客観的に教えてくれる。
ちょっとファン目線になってしまうと真央ちゃんが置かれ続けてきた
ある種「理不尽」で、「かわいそう」とさえ思えるような状況もあるのだ
けれど、さすがに公平な視点で淡々と。とてもわかりやすい。
何よりテレビや短いインタビューではなかなか知ることのできない、
コーチとの関係や選曲の経緯、技術とメンタルが影響し合う微妙な
感覚みたいなものが丁寧にかかれているので、純粋に面白かった。
上に書いたDVDでは、プログラム以外の映像として過去のいろんな
映像(試合、練習、オフなど)を交えながら姉の舞ちゃんが自分の視点で
あの時こうだったあーだったと語っているのでそれと合わせてみると
面白さが倍増する。試合は権利関係でなかなかまとまっているのが
ないのが残念だけど。まぁ今はyoutubeで色々見つかるけどね。
姉の舞ちゃんというのは、「姉もスケートをやっている」「姉の影響で
スケートをはじめた」という「アスリート兄弟あるある」くらいの存在
ではなくて、彼女自身が恐らく日本以外なら国を代表するトップ選手、
な位置づけだったりする。だから単に姉妹だからではなく、名実ともに
「最大の親友でライバル」として切磋琢磨してきたひと。怪我があったり
なんだかんだで真央ちゃん(と家族)のサポートにまわったから
「真央ちゃんの姉」になってるけど、舞ちゃんこそが「何でもすぐに
できてしまう、天才少女」だったとか。だからその舞ちゃんに追いつこう
として真央ちゃんは努力に努力を重ねて、今に至る。
本文及び帯より
もしも「天才」という言葉が「何もしなくてもすごい人」を指すなら、
自分は天才なんかじゃない。
真央は自分のことを、「ふつうの女の子」だと思っていた。
だから、「天才」という言葉は、「いっぱい努力して偉かったね」
というほめ言葉だと思うことにした。(「第二章 天才少女」より)
努力できる人は、たくさんいる。
でも努力に努力を重ねられる人は、そういない。
まして、努力に努力を重ね続けられる人は、めったにいない。
本当に、彼女と同じ時代を生きて、その才能と努力をリアルタイムで
見続けられることを幸運に思う。四大陸に世界選手権、楽しみです。
浅田真央 20歳になった氷上の妖精 [DVD]出演:浅田真央
販売元:ポニーキャニオン
(2011-03-16)
販売元:Amazon.co.jp
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本人はつらいとかしんどいとか痛いとか、そういうネガティブなことを
ほとんど公のメッセージには出さない。ちょっとしたことでも大きく
とりあげられてしまうことが身にしみているからかもしれないけど、
そういう理屈ではなくて単に本人が嫌なんだろうと思う。目標を常に
口に出して、叶えていく。言霊のパワーを目の当たりにする。
だから実は骨折して試合に臨んでいたとか、落ち込んで当たり散らした
こともあるとか、あぁ真央ちゃんも人間なんだなと不思議な感じがする。
数年前までレゴが大好きといい、氷上にはレゴの特大袋がぼんぼん
放り込まれててにこにこ笑ってたのを思い返すと彼女も普通の若い
女の子なのはわかりきってるんだけど、なんかそういうことじゃなくて。
この本では真央ちゃんが生まれてからスケートと出逢って、喜んだり
へこんだりしながらまっすぐにオリンピックに向かって行き、その後
昨シーズンくらいまでの姿を描き出している。真央ちゃんの心情や
等身大の姿をありのままに追って行きながら、いかにスケート界に
とって「浅田真央」がとんでもない存在なのかを客観的に教えてくれる。
ちょっとファン目線になってしまうと真央ちゃんが置かれ続けてきた
ある種「理不尽」で、「かわいそう」とさえ思えるような状況もあるのだ
けれど、さすがに公平な視点で淡々と。とてもわかりやすい。
何よりテレビや短いインタビューではなかなか知ることのできない、
コーチとの関係や選曲の経緯、技術とメンタルが影響し合う微妙な
感覚みたいなものが丁寧にかかれているので、純粋に面白かった。
上に書いたDVDでは、プログラム以外の映像として過去のいろんな
映像(試合、練習、オフなど)を交えながら姉の舞ちゃんが自分の視点で
あの時こうだったあーだったと語っているのでそれと合わせてみると
面白さが倍増する。試合は権利関係でなかなかまとまっているのが
ないのが残念だけど。まぁ今はyoutubeで色々見つかるけどね。
姉の舞ちゃんというのは、「姉もスケートをやっている」「姉の影響で
スケートをはじめた」という「アスリート兄弟あるある」くらいの存在
ではなくて、彼女自身が恐らく日本以外なら国を代表するトップ選手、
な位置づけだったりする。だから単に姉妹だからではなく、名実ともに
「最大の親友でライバル」として切磋琢磨してきたひと。怪我があったり
なんだかんだで真央ちゃん(と家族)のサポートにまわったから
「真央ちゃんの姉」になってるけど、舞ちゃんこそが「何でもすぐに
できてしまう、天才少女」だったとか。だからその舞ちゃんに追いつこう
として真央ちゃんは努力に努力を重ねて、今に至る。
本文及び帯より
もしも「天才」という言葉が「何もしなくてもすごい人」を指すなら、
自分は天才なんかじゃない。
真央は自分のことを、「ふつうの女の子」だと思っていた。
だから、「天才」という言葉は、「いっぱい努力して偉かったね」
というほめ言葉だと思うことにした。(「第二章 天才少女」より)
努力できる人は、たくさんいる。
でも努力に努力を重ねられる人は、そういない。
まして、努力に努力を重ね続けられる人は、めったにいない。
本当に、彼女と同じ時代を生きて、その才能と努力をリアルタイムで
見続けられることを幸運に思う。四大陸に世界選手権、楽しみです。











